この記事は
上記の記事の回想編になっております。僕が小型特殊自動車免許を取った時のはなしを綴られているだけなので、上の解説編を見てないかたはそちらの記事を見てから読むと良いかもしれません。
僕が小型特殊自動車免許をとったわけ
はじめに、ぼくが小型特殊自動車免許をとったのは結構昔の話なので、現在とは手順や内容が異なる可能性があります。ご留意ください。
ビデオレンタルショップで住民票を求められる。
僕がまだ高校に通っていた頃、まだ動画配信サービスは普及しておらず映画を見るにはレンタルショップに行かなければなりませんでした。そのレンタルショップは会員制で年一回更新しないと借りることができません。それほど頻繁に借りることがないぼくは、ほぼ年一回の更新時に借りる程度でした。
更新時には再度本人確認が必要
当時は更新時に本人確認を求められました。といってもそれほど厳しいものではなく、次回提出してくださいと言われるだけで普通に借りられたので、特に気に留めていたこともなかったのですが、ある時いつものように年間更新をしにいったら、身分証が確認できないため更新できませんと返されました。
それほど急いで更新する必要ないしそれなら次回身分証を持っていこうと思ってその時は店を出たのですが、次回学生証と保険証をもって訪れると、再度これらは本人確認書類と認められません。他の身分証明になるものと提示してくださいと求められました。
顔付きの身分証+顔付きの身分証+保険証で断られたのでいよいよなにを持ってくれば更新できるのかわからなくなりました。本当にどうすれば更新できるのかわからないので
「じゃあなにをもってくれば更新できるんですか?」と聞くと
店員さんはめんどくさそうにラミネート加工された一覧表を指差しながら
「この場合だと住民票の写しをもってきていただければ更新できますね」
住民票の控えをもってくればいいとのこと。
でも、たかがレンタルショップの更新に誰がわざわざ住民票のコピーもらいにいくやつがいるでしょうか。
新規発行の時はゆるゆるなのに、更新時は厳重な確認が必要なんだよとだんだん怒りがこみ上げてきました。
「では確実に更新できる身分証明書はなんですか」
もうこんな思いをしたくなかったので、質問すると
「運転免許証なら確実に更新できます」
と返答されました。
この時、僕は絶対運転免許を取ると決意したのです。
運転免許証を手に入れるにはどうしたらいいか
当時運転免許証をとるためにはそれなりにお金が必要だと理解はしてました。
でも会員カードの更新のためだけに30万払って教習所にいくのは嫌だったので、1万円くらいでとれるときいていた原付の免許をとろうとおもって原付学科問題集を購入しました。
小特との出会い
途中問題集に原付と一括にされて説明されている小型特殊自動車という車種が目に付きました。
小特と言われても想像つかなかったので、インターネットで調べるとどうやら、学科試験合格後の実車講習がないので原付よりも安く取得できることが判明したのです。
とくに、今後原付に乗る予定が思いつかないぼくは迷わず安くで取得できる小特をとることにきめました。
試験勉強と準備
小特は原付と同様に学科試験50問のみの試験です。原付向けの問題集は多数販売されているが、小型特殊向けの問題集はひとつもなかったので、大差ないかなと判断して原付の問題集をそのまま使用していました。
試験自体もとくに原付の問題集で対応できたのですが、車のファンベルトやシートベルトの問題など載っていなかったものが出題されて少し戸惑いました。
準備のほうは原付受験時と変わらず、住民票のコピーをもらって試験に望みました。
試験当日の出来事
試験当日は近くの免許センターで直接うけなければならないが受付時間が8時45分から9時半までと比較的早く、また僕が住んでるところから免許センターまでが遠かったこと、平日しか試験は行っていないことから、すぐには試験を受けられませんでした。
免許センターについて
なんとか免許センターについたのが受付終了の15分前。既に多くの人が受付で並んでました。しかし、これなら余裕をもって手続きが完了するだろうと、証紙の購入を済ませ書類を記入していたのですが、書類の右端に証明写真を添付するように書いてあります。
免許証の写真は免許センターで直接撮影するので、写真をもっていかなくてもよいときいていたので、近くにいた案内担当の方に質問すると
「写真がないなら急いで向かいの写真やさんで取ってきなさい!受付時間あと10分しかないから走って!!」
と言われ
どこにあるかもわからないまま、急いで免許センターの外にでるとたしかに写真屋があります。
証明写真は白黒600円、カラー700円で出費を抑えるために600円の白黒を選ぶ。後で白黒の証明写真なんか使い道がないから100円プラスしてカラーにしておけばよかったと少し後悔しました。
撮影から現像、手渡しまで2分程度で、なんとか受付には間に合うことができました。
無事受付完了、その後
たしか小特と原付の書類は同一のものだったので、受付で間違われないように小特を受けに来ましたと伝えました。すると「しょうとく」来ましたと周囲に連絡。
視力検査の後の書類提出の際も「しょうとく」かあ問題どうしようと言ってるのがきこえてきたので普段あんまりいないんでしょうね。
試験は原付の子と同時に受けます。ざっと150人くらいが席に座ってました。が、ぼくは一人だけ離れた机を指定されたのでちょっとおもしろかったです。
試験で渡された問題には問題番号1番とかかれていました。それ以上種類があるのかはわかりませんが、小特の人はたいてい一番が渡されるのではないでしょうか?
順当に問題を解いていって最後のイラスト問題を解く時に、思わず声が出てしまいました。
イラスト問題はイラストも見ながら設問の正誤を答えるのですが、そのイラストは原付なら原付で書かれているので小特のイラストで書かれているのかなあと思っていたのですが、
小特のイラスト問題は普通の乗用車のイラストでした笑
しかも問題文も普通自動車のものを流用しているようであなたは普通自動車を運転していますと書かれた分に上から小型特殊自動車と書かれたかみを貼っているだけでした。
当然最高速度も60と書かれているところに15キロと上から上書きされているので、15キロで運転中に加速して追い越した。○か✕か。みたいな問題になっていたのでおもしろかったです。
試験終了後は1時間後に再集合して合否発表だったのですが、発表される時は受験種目と受験番号がディスプレイに表示されるのですが、小特の受験者はぼくしかおらず、当然受験番号も001番だったので、ぼくの合否だけ丸わかりの状態で発表されました。
合否発表後すぐに係員が
「原付合格者は初心者講習がありますので、合格者の方はこちらの教室に集まってください」
と声を張り上げていましたが、僕は原付合格者ではないので座学は受けないのか一応質問してみると、ちょっとまってといいどこかに行ってしましました。
しばらくすると、君は初心者講習は受けなくていい。15時ごろに発行するからそれまで待っておいてと言われました。
免許発行まで3時間ちかくも時間があいてしまったので、ちょっと昼食をとって付近を散策したりして時間を潰しました。
免許発行!でも…
3時間も待たされたのは、きっと原付の人たちと一緒に発行するからだ。とおもっていたのですが、予想はハズレ。
集合場所で待っていると担当の人がきて今から免許証用写真の撮影をしますと言ってきた。撮影も一人で受けました。なんで待たされたのだろう。
もちろんひとりだけだったのでさつえいすると撮影係のひとが直接免許をとりに別室に行きました。1分くらいでもどってきたのですが、
免許証を確認すると小特ではなく原付にビットが立った免許。あれ?おかしいなと思い一応
「ぼく小特なんですが…」と言うと
「あっそうだったのごめんねもうちょっと待ってて」
と言いしばらくぼくの書類とにらめっこしたあとでどっかに行きました。
5分後ぐらいに再度渡された免許証はしっかり小特用の免許証になってました。
その日の帰り道に思ったのですが、あのまま申告せず家に帰っていたら4000円安く原付免許が手に入ったんじゃないか?
とも思いましたが、書類上どうなっているかわからない免許で後々トラブルが困るのでやっぱり申告してもよかったです。
小特免許取得!その後
小特免許取得後は普段から持ち歩くようにしてました。
突然銀行の口座が必要になってもすぐに作れるし、役所の身分証明も免許証で十分
会員更新も無事に済ませてれてよかったです。
以上ぼくが昔小特の免許を取った時のはなしでした。
いまは無料で作れる公的な身分証であるマイナンバーカードがありますが、発行に2ヶ月ちかくかかるし、なにかと危なっかしいので運転免許証をもってないかたはぜひ小特免許も検討してみてください。
おまけ、余談
ちなみに原付と小特免許の次回更新時は3年(2年?)後で更新時に免許センターで初心者講習をうけなければならないようで、たしか講習代が3850円と小特の場合は更新より再度新規発行したほうが安いというよくわからない状態でした。
ぼくは原付免許をとれば免許更新をスキップできるんじゃないかと思いプラス3000円くらい払って原付免許を取得しました。
少なくとも初回更新時は同額以上のお金がかかることを覚えておいてください。
将来的に普通免許取得する予定なら合宿免許もおすすめです。
ここまで読んでくれてありがとう!