10年位帰宅途中にニコニコ動画のランキングをざっと目を通すとがすっかり習慣になってます。
ネット上のトレンドをそれとなく把握するために行っていたが、ニコニコ動画の衰退と共にあまり意味のない活動になっているのかも。
ただ、動画を再生することはもう長らくしていないです。
それでもサムネとタイトルだけはチェックしているので、大まかな動向は掴んでると思います。
なんとなく感じた今年のニコニコ動画の変化の様子を書き連ねていこうと思います。
2019年のニコニコ動画の傾向とジャンル
前提として、ボーカロイド、肉声実況踊ってみた歌ってみた等はすでに投稿されていない扱いでお話します。
動画が増えたまたは前年度より盛況になったジャンル
バーチャルユーチューバーコンテンツ
2017年から大きく話題になり始めたバーチャルユーチューバー(以下Vtuber)でしたが、いまやニコニコ動画のメインコンテンツと言っても過言では無いでしょう。
収益に直結しないニコニコ動画に自ら投稿しているVtuberは少ないと思うので、その動画のほとんどは有志による人気なバーチャルユーチューバーの配信の切り抜きや発言集がメインのコンテンツだと考えられます。
ただ、ニコニコ動画であげられているVtuber動画はLive2Dを利用したキャラクターばかりな印象を受けます。ですので技術や動作、企画の面白さといった内容がウケているのではなく、あくまで昔の雑談カテゴリ生主の録画動画がランキングを占めているような状況でしょうか。
2018年はまだ特徴的なものが取り上げられていた印象ですが、2019ねんにかけて、すっかりランキングの常連になりました。
ネトウヨ系コンテンツ
今年は韓国との外交関係が険悪だったこともあり、一時下火だったネトウヨ系ジャンルが一気に加熱しました。
マスコミ各社も批判的な報道を行っていたのが拍車をかけたのか、複数の投稿者による動画がそれなりの再生数をもっておりランキング上で目立ちました。
韓国叩きは再生数が伸びやすかったのか、支持層の嗜好が変化したのか定かでありませんが、数年前と状況が異なり中国や北朝鮮の話題はあまりランキング上では見かけませんでした。
もっともこのあたりは昔から一定数固定視聴者がいることもあり、常に一定の再生数を維持してきたジャンルとも言えます。
このジャンルがランキング上で目立つようになったのは、やはり他コンテンツ不足による結果でしょうか。
お料理系コンテンツ
お料理系にまとめていいのかわかりませんが、通称アル中カラカラのひとの動画が十分認知されていたこともあり、すっかり安定した再生数を誇り、投稿されると必ずランキングに上がる人気コンテンツになっていました。
ただ、9月頃からしばらく投稿休止が発表されてから投稿されていないこともあり、今後どうなるのかは不明です。
毎週定期的な投稿、安定した動画内容も人気の一因だとおもいます
動画が減ったまたは昨年度より人気が低迷したジャンル
例のアレ関連
一時期ニコニコのメインコンテンツだと揶揄されていた例のアレ関連。例のアレ以外に人がいないなんて言われたこともありましたが、現在では例のアレからも人が抜けている状況だといえるでしょう。
もちろん投稿されたらそれなりにランキングに登場するビッグコンテンツでしょうが、前年一昨年からすると明らかな衰えが感じ取れます。
例のアレは新規の話題がほとんどなく、投稿者依存のコンテンツというのが強みであり弱みです。また投稿者が利益を得られるわけでもないので、技術やアイデアを持ったものがこれから参入してくるのはあまり起こり得ないでしょう。
今後、コンテンツをリードする投稿者が現れれば再び活気を取り戻すかもしれませんが、それなりの勢力を保ちつつ衰退は今後も進んでいくはずです。
ボイスロイド関連
過去にいた生声ゲーム実況の穴を埋めるように勢力拡大を進めていたボイスロイド解説およびゲーム実況ですが、昨年よりはランキングで目にしないようになったような印象です。
いまやニコニコ内ではボーカロイドよりボイスロイドのほうが親しまれていると言われています。
こちらもyoutubeでの収益化は難しく、なおかつニコニコ動画内のほうが再生数も伸びやすい特殊なジャンルでしたが、減ってきた理由は正直検討が付きません。
総数としては同じ水準でも再生数が伸びなやんでいるということでしょうか?
もしくはゲーム実況そのものがウケないものになりつつあるのか
単に一過性のブームだったのか
ともかく今後もメインコンテンツのひとつになるであろうジャンルです。
2019年ニコニコランキングまとめ
ニコニコ動画への新規流入がどれほどあるのか不明ですが、10年前はネット文化を創出する存在のひとつとして注目されていたニコニコ動画もすっかり勢いはなくなってしまった。かつてyoutubeに寄生していた時代と同じように、youtubeや既存コンテンツに寄生して成り立つサイトに戻りつつあるように思います。
以前のように人と活気を取り戻す日は来るのでしょうか