ピアニッシモの今後について

ピアニッシモべウェルパッケージたばこ関連

追記)アイシーンデザイン変更で続投のようです。

警告表示50%でデザインはどうなるのでしょうか (追記ここまで

時流の変化に伴い銘柄の廃止、統合が進むたばこ界隈ですが、どちらかといえば統合する側であるピアニッシモブランドについて 少し思う所があったので、しばしお付き合いください。

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基本的に情報元として、タバコパッケージクロニクル、デザインインポケッツ等の書籍をもとに独自に解釈した記事なので実際と異なり不確かな部分があるかもしれません。

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ピアニッシモとはどんなたばこなのか

ピアニッシモはJTの女性向けたばこの主力ブランドであり、近頃はプルームテック向け製品が発売されたりと、国内においていまやメビウスと双璧をなすJTの主力ブランドです。

そんなピアニッシモですが、もともとはRJR社のセーラム、プレミアで展開されていた低臭気サブブランド(多分)であり、もともと女性向けとして展開していたわけではありませんでした。

出典: R. J. Reynolds Tobacco Company ,JT
プレミアピアニッシモのCM、モデルが男性です。

ちなみにピアニッシモとは楽譜でいう強弱記号のより小さく、より弱くという意味です。低臭気たばこという点からこの名前を採用したと推測されます。


出典: R. J. Reynolds Tobacco Company ,JT
ただのセーラムのCMだが五線譜ががモチーフにされていてベースはあったことが伺える。

ピアニッシモブランドとして独立後は、主にJTのメンソール系ブランドを吸収しつつファミリーを広げていきました。

現在では 9銘柄(地域限定も含むと11銘柄)販売されています。

また、女性向けタバコということもありなにかと限定デザインやデザインリニューアルが行われています。

2018年夏のパッケージリニューアル

2018年6銘柄についてリニューアルが行われました。

毛色のちがうアイシーンと地域限定銘柄を除くと プレシア・ディアスのみがリニューアルから外れることになり、誰もが近いうちに銘柄廃止することを予見したでしょう。

2019年春再度リニューアル

ところが2019年春には一転して 、プレシア・ディアスのリニューアルが行われています。

一体これはどういうことなんでしょうか?

さらにフラン、べウェルに関しても大幅な変更があり実施されます。長年10本入りだったフランは20本入りに、べウェルに関してはスーパースリムに変更になります。

他の銘柄も細くスマートなパッケージデザインから、一般的なスーパースリム銘柄と同様の平べったいパッケージに変わるようです。

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いったい何がおきているのか

おそらくですが、JTは将来的に全ピアニッシモ銘柄をスーパースリムに置き換えたいともくろんでいると思われます。そもそも10本入でライト層でも使い切れることを想定して展開していたはずのフランメンソールを突如20本入に変更することが少し不自然です。べウェルのスーパースリム化から思索するに2018年にパッケージリニューアルした他の銘柄も近々スーパースリム化することが推測できます。今回のフランメンソールの本数およびパッケージ変更はスーパースリムに変えるにあたり、よりユーザーに違和感なく移行できるようにする段階的変更とするのが妥当でしょう。

つまりもともと少し口径の細いピアニッシモシリーズですが今後

  • ピアニッシモアリアメンソール
  • ピアニッシモアロマティック・ペティルメンソール
  • ピアニッシモアロマティック・ルーシア・メンソール

上記の銘柄も近々スーパースリム化が発表されそうですね。ディアスなどの銘柄に関しても更に細くするかはわかりませんが…

まとめ

プレシアディアスのデザインリニューアルは路線変更が感じられました。

ちなみに今回のデザインリニューアルではディアスは新しくぶどうが描かれていましたね。昨年のピアニッシモのデザイン変更は各銘柄のフレーバーをモチーフにデザインされていると思うのですが、ディアスはぶどうフレーバーでもなんでもなかった記憶があります。そうなると少し誤解を生みそうなパッケージですね。前回リニューアルから除外されていたのはそういった理由なのかもしれません。

ところで、他のたばこ会社はスーパースリム版の銘柄はほんの少し安くして販売しているのですが、JTはどうもそんな気はないようです。

今後更に税額が上がったときまで、差別化戦略は残しておくのでしょうか。はたまた、より原価を安く済ませるための企業努力でしょうか。我々ユーザーには知る由もありません。


未成年者の喫煙は、健康に対する悪影響やたばこの依存をより強めます。周りの人から勧められても消して吸ってはいけません。喫煙の際にはまわりの人に迷惑にならないように注意しましょう。

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また当記事は喫煙を推奨するものではありません。