ピアニッシモ・ベヴェルが本当にバニラ感が増したのか比較してみた

たばこ

いつまでたっても周辺のタバコ屋で新パッケージをおいてくれないので、もう少し先のレビューになりそうです。すみません。(4/30追記 購入しました

ちなみにピアニッシモべウェルじゃなくてベヴェルだよ。

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パッケージデザインについて

JT最初のキャスターべヴェルのパッケージデザインは化粧品メーカのデザイナーに依頼したそうですが、ご存知でしょうか? 専属デザイナーがいるにもかかわらず、こういった外部委託を行うのもまた、潔くて好きですね。さて、今回一見するとデザインの変更は内容に見えますが、細部の変更が散見されます。

新旧ベヴェルパッケージ

新べウェルをやっとこさコンビニで見つけることができました。同様のパッケージなので、一見すると全く同じに見えるのが難点です。まあ、しばらくは左上にバニラ感アップと記載されているようなので判別できます。


新旧べウェルの箱を立てた画像ですが、警告表示の位置が微妙に異なっていることをお気づきでしょうか?これは旧べウェルではべウェルエッジによって僅かながらパッケージの占有率が変化している事による他には見られなかった特徴なのです。ラウンドパッケージやカクカクのパッケージとは異なり、この特有の角落としであるべウェルエッジはデザインの一部として認識されていた証明とも言えるでしょう。

残念ながらそのべウェルエッジはスーパースリム化によるパッケージ変更で失われてしまいました。前面がラウンドで後ろが角ばったパッケージになっております。せっかく Bevelという名を冠しているのだから、せめてその意匠だけでも残して欲しかったですが…技術的問題ではなく生産ライン的な都合でしょうか?残念です。

こうして横から見ると、はっきりサイズ感の差が実感できます。そのまま薄くなった。と表現するのが最もしっくりくるかな。スーパースリムサイズではおおよそ2種類のパッケージ形式が存在しますが、どちらが優位なのでしょうか?メビウスのオプションリッチシリーズでは同銘柄でのスーパースリムとキングサイズが同時展開されているので、こちらの銘柄を喫する方はコンビニで買うときは判別ついているのか少し心配に思います。

こちらはパッケージの裏面ですが、スーパースリム化したことにより表現についてとやかく記載されている表示が側面から移動しています。スリムサイズ6と書いているすぐ下にニコチンタール値を表示しているのはあまり美しくありませんね。裏面は文字や細かい情報が多くごちゃごちゃしてうるさいです。

また新ベヴェルでは、喫味が変化したことがフィルム上部とインサーターによって告知されています。

べウェルとインサーター画像

バニラフレーバーをぎゅっと凝縮し、味わいに合わせてスーパースリム化した。とのこと。

いつもなら味と香りに変更なし。と書かれがちなインサーターですが、名称変更もなく、ここまで変更が告知されているものはなかなか珍しく、すこし不思議な感覚に陥ります。

またたばこの包装紙(銀紙)のデザインが変更されていることも伺えます。これはピアニッシモ銘柄共通の事柄でしょうが…

分かりづらいですが、上が旧ベヴェル、下が新ベヴェルのものです。非常に見づらくて恐縮ですが、上は中央にピアニッシモのpが刻印されており、全体にはうすーくpが描かれていました。反対に新ベヴェルの方では、ピアニッシモファミリーの各銘柄のロゴマークがレリーフ加工されたものに変更されています。これは販売時期の問題ではなく、リニューアル時に変化したものです。

もともと一般的な紙巻きより口径が小さいサイズでしたが、それでもスーパースリムサイズと比較すると差は歴然です。フィルターチップデザインは大枠のデザインは同一でしたが、文字色が銀色から金色に変更されていました。

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香り、喫味について

パッケージを開けて瞬間から感じられるキャラメルチョコレートのような甘ったるい香り。その瞬間からキャスターがガラッと変化したことを実感できます。高級な甘さではなく準チョコレートの駄菓子のような安価な甘さに近い香りでしょうか?以前のベヴェルも確かに甘い香りはしましたが、それはほんのりとした消して主張の強くない香りでしたので、以前の感覚で考えているとちょっと戸惑います。結構はっきりした甘さなのですが、キャスターの芳醇で濃厚な甘さとはまた別の香りです。キャスターがバニラ香水なら新ベヴェルはいい匂いのする消しゴムですね。


喫味も以前のたんぱくな味わいではなく葉巻やリトルシガータイプのバニラのようなはっきりとしたあまーい味になっております.バニラというよりはメープルを燻したようなあまさに近いきがしますが、ノンメンソール系でこうもはっきりとフレーバーの甘さが感じられるのは驚きです。

現状JTのたばこでは一番甘いのではないでしょうか?

以前のベヴェルはよく比較されるキャスターよりもより控えめな甘さで、チェーンしても甘みが蓄積しないどうもあっさりした味わいでしたが、こうもフレーバー感を前面に押し出すようになるとは思いませんでした。いやこれはなかなか悪くない。私はピアニッシモはどれも個性がはっきりしており、ブランドコンセプトどおりどれも上質な仕上がりになっていると感じています。

にしても喫味や香り同じスーパースリムサイズのリトルシガーであるハーベストのバニラとそっくりです。バニラ感においてはハーベストのタブルバニラには及ばないが、キャスターをバニラ感やバニラ風味を求めて購入されている方がいるならば、ベヴェルのほうがよっぽど適っていると思います。カプセルやメンソールを除けばJTで一番はっきりフレーバーや着香の甘さを感じられます。

紫煙にいたっても旧ベヴェルとは別物でジョーカーのように強い甘い匂いが漂います。紙巻きにしてはちょっと匂いが強すぎやしないか?喫煙所で吸えば一発でなに吸ってるか判断できるほどです。

たばこ葉の確認

スーパースリム化したので、今回はちょっとタバコ葉の方は確認してみましょうか

どちらが新しいべウェルなのかわかりますか?

旧べウェル
新ベヴェル

こころなしか葉の刻みは細かくなっているような気がします。薄い色のタバコ葉が割合減ったような目立たなくなったような…単にスーパースリム化したことで刻みが細かくなってわかりにくくなっているだけかもしれませんが。

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まとめ

今回ここまでのキャラクターの変更はすこし驚きました。私は普段べウェルを喫することはないのですが、もし常喫銘柄がここまで様変わりしてしまったらショックでしょう。喫味そのものは悪くないのですが、今までべウェルを喫していた方々がこれを求めていたかというのは疑問を持ちます。昨今の低タール低ニコチン思考の時流からすれば、6mgでこのキャラクターはあまり求められていないのでは、と思います。案外もっと低タールの種類が増えるかもわかりませんが…

今までのべウェルという観念は捨てて新しい銘柄のタバコと捉えるなら、私的には変更後のべウェルは大いにアリです。なかなかよい仕上がりではないでしょうか

とにかく大きく変わってしまってもJTがべウェルというサブブランドとその方向性は残していくぞという気概を感じることができました。ところで、本記事でも何度かバニラ味やバニラ感などと表現しましたが、よくよく考えるとバニラ味とは一体どんな味のことだろうか。普段主にアイスクリームやお菓子などでバニラ味と記載されていますが、バニラとばバニラビーンズからとれる香料のことで味はないはずです。うーんよくわかりませんが、今回は甘いなにか、ということで納得しておきましょう。


未成年者の喫煙は、健康に対する悪影響やたばこの依存をより強めます。周りの人から勧められても消して吸ってはいけません。喫煙の際にはまわりの人に迷惑にならないように注意しましょう。

本サイトに記載されているたばこの性質状態及び煙中の成分を表すすべての形容表現はたばこが健康に及ぼす悪影響が少ないことを意味するものではありません。

また当記事は喫煙を推奨するものではありません。