追記: https://getnavi.jp/life/384054/
こんな記事みつけました。ピースアロマビンテージについては、こちらを見たほうが良いかもしれません。(追記終)
最近ピースインフィニティが名称を変更してピース・アロマ・インフィニティに変わった。それに伴いパッケージも大きく変更してアロマシリーズと同様のデザインになってしまいましたね。
それにしてもピースの銘柄はデザインをどれも寄せすぎじゃないのか?なんて思ったりもします。
このピース・アロマ・ビンテージ。
なんとなくピース・ビンテージではなくアロマがついているのが味噌なのだと、思う。
価格はザ・ピースと同じ1000円。増税で毎年値上がりする中
ザ・ピースだけはずっと同じ価格を貫いているので、相対的に年々値下げしていると言ってもいいかもしれませんね。
- ピース・アロマ・ヴィンテージ
- 購入日:2019/5/31
- 購入価格:1000円
- 購入場所:たばこ店
デザインあれこれ
パッケージデザインについて
ザ・ピースと同様紙の箱で包装されている。
パッケージは赤金で彩色されており金色のロゴやタイトルはエンボス加工されている。
それにしても金文字の警告表示って華やかすぎて警告表示としての機能しているのか。
海外のパッケージは見るに耐えないセンシティブな画像を貼り付ける国も増えてきていて、比較的ゆるい国でも飾り気のない無骨な表示にするようにフォーマットが指定されているにもかかわらず、
日本だと未だに色や背景色は自由に設定できるようですから。
そう考えるとまだまだ喫煙者に寛容な国なんでしょうね。
もっとも、2020年には画像は入れないまでも警告表示50%などいろいろ議論されているようですし、
今の比較的デザインを尊重したパッケージもそろそろ見納めかもしれません。
ちなみに賞味期限は2020年1月。缶の方には記載はされていませんでした。
すべての面にこのロゴがあしらわれています。
ヴィンテージの部分だけ筆記体でデザインされていますね。
AROMAの文字自体は控えめな印象。
ですがこれは他のアロマシリーズであるロイヤルやクラウンも同様の様式でしたね。
箱を開けると綺羅びやかなタバコ缶が姿を表します。
光輝くワインレッドとゴールドの組み合わせの豪華絢爛さは
漆器やアジア諸国の伝統的な至宝を思い起こさせます。
よりはっきりぷっくり凹凸加工されているオリーブを咥えた平和の使者から誇りと気品が感じられます。
また本当に形式だけの警告表示も、ないに越したことはないが、それでも世界観を崩すことなく調和しているようにも見えます。
ちなみに裏面はこんな感じです。スチール缶。こちらには警告表示はありません。
裏面だけみるとただの平たい缶ですね。
フィルターチップデザインについて
チップデザインはアロマ系よりもロングピースとかと似ている気がする。
確かアロマ系統は青線だったような
中はぴっちりとシーリング加工されていて、一切匂いも漂ってきません。
香り、喫味について
シーリングを外すとそこには、ピース鳩があしらわれた包装紙が現れます。
封を開けた瞬間部屋中にひろがる芳醇なぶどう酒のような香り。思わず開けた瞬間驚嘆の声が溢れる。
ここまでとは思わなかった。
この品のある香りはラムなのかな?
鼻にツンと来るアルコールを嗅いだときのような感覚。
なんていうかあれだ。ロッテのチョコレート、Rummyを口に含んだときに鼻腔に広がる感覚とそっくりだ。ラムレーズが一番適切な表現かもしれない。
ちなみに単体で持つのマスカットみたいな匂いがする。やっぱりラムレーズンかも。
このタイプの包装は恩賜のたばこを連想させます。さすがにロゴが前にでるようにならべられてはいませんが。
味わいその他
タバコ葉は黒め、なんとなくアメスピのペリックみたいな理由だと勝手に納得しているのですが、実際のところはどうなんでしょう。
喫味は昔にアロマロイヤルを吸ったときと似たような感じ。たばことは思えない華やかな味わい。
喫煙時間はクールスモーキングに努めて大体13分でしょうか。
加湿や紙を巻き直せばもう少し伸びるでしょうが十分です。
ピースヴィンテージはアロマを冠しているだけに、アロマロイヤルにとても似ています。香りもいいし、ぼくは1000円払うのに相応しい旨さだと思う。
ただ、アロマではなく伝統的なピースの味わいを求めているかたは納得がいかないかもしれません。
ザ・ピースがショートピースやロングピースを現代に沿った形で昇華させたものだとすればヴィンテージはアロマ系統をより洗練させて付加価値を付与したという感じでしょうか。
ちょっときつい。僕としては他のどのピースよりきつめな印象です。
フィルターには2本空気穴の線がついてるにもかかわらず、喉にグッとくる感じが強い。
シガレット自体の匂いに反して煙は淡白な甘みを帯びています。なんと形容したらいいかわからないヌルっとしたあまい匂いですね。
このタバコがアロマの名を冠している理由がよくわかります。
それは味のウェイトがタバコ葉本来の味わいより着香に大きく寄っているからだと思います。もともとアロマ系はバニラ着香でもないですしね。
ブランドを伏せられるとピースだと認識することはまずないでしょう。
ともかく香り味わいともにとても優秀だと思います。嗜好品としてはぴったりなのですが、毎日すうとすればアロマロイヤルで十分かもしれません。
フィルターが長い。こんなに長い単一フィルターは初めて見たかも。 少し笑ってしまった。ちなみにチャコールではなくプレーンフィルターのみ。
フィルターがはっきりツートンカラーみたいになることを伝えたかったのですが、非常に分かりづらい画像になってしまった。覚えていれば次更新します。
(タバコ葉更新予定)
まとめ
なんとなく、ここまでピース系統とピースアロマ系統のキャラクター性が異なると世が世ならアロマシリーズは独立銘柄になっていたかもしれない。そう思わされます。
それはともかく、このピース・アロマ・ヴィンテージ。いくら高級路線といっても、高々1000円です。それも20本も入っている。
もっとも、こんなものを買う人は10本入1000円でも躊躇なく購入するとは思いますが
1本50円で10分強楽しめると考えると非常にお買い得だと思います。
たばこも趣味や週末の楽しみだとすれば、なかなかコスパの良い趣味になるかとおもいます。
葉巻まで手を出すとまた話は違いますが。
しかし、日常的に毎日2箱も3箱も吸っていれば話は別です。1000円もするたばこをバカバカ吸える人なんてそう多くはないでしょう。
2020年には喫煙できる場所が大きく制限されるようになります。駅のホームや社内と同じように、喫茶店や飲食店でたばこを吸う風景も昔の話に変わるのです。
近い将来、一般的なたばこが一箱1000円になるのは避けられないことでしょう。
その時、世の喫煙者は今と変わらず吸い続けられるのでしょうか。
時流を鑑みると、私達はそろそろ喫煙という行為そのものについて考える必要があるでしょう。
このまま文化とともに消えゆくのか、それとも喫煙行為自体が禁止されるかわかりませんが。
もしかしたら乾燥タバコ葉所持の疑いで現行犯逮捕なんてことも一世紀先にはあり得ることかもしれませんね。