毎年の値上げで年々価格が上がっていることで、スーパースリムサイズのリトルシガーによる値ごろ感を演出する銘柄が増えてきましたね。
フォルテを筆頭にコンビニでもリトルシガーが置かれることがそう珍しくもなくなりました。
茶色のたばこは安タバコみたいなイメージが着実に浸透していってるのもなんだかなぁという感じもしますが。
今回は段階的に行われていた旧三等品の税制優遇が完全撤廃されたことで生まれた代替品。わかばシガーについてかるーくレビューします。
わかばシガーについて
品名: わかば・シガー
価格帯:キャメルライトより安い最安ランク帯
入手性:★4
わかばシガーの価格やシガレット形状、入手性
段階的に行われていた優遇税制の完全撤廃により今までの紙巻き「わかば」は450円に値上げ、売り切り次第終売になりました。
代わりに増税に先立って発売されたのがこの「わかば・シガー」
発売時は増税前と同じ360円で販売されました。
増税後は嫌でも移行を納得させるためか、旧3級品は一律90円値上げと、ドラスティックな値上げに踏み切りました。10月からの値上げでしたが、9月末にはだいたいのお店ではわかばシガーへの切り替えが完了していました。
10月までに売切れなかったお店にはいつまでも紙巻きの「わかば」が陳列されています。そりゃハイライトと同じ値段でわかば買う物好きなんて早々いませんもんね。
わかばシガーは安い?
いままで、紙巻きたばこでの価格としては十分低価格な商品でしたが、リトルシガーとしての取り扱いになるなら話は別です。長さや太さ、入手性など若干の欠点はありますが、タール、ニコチン値を考慮しても、これより安いタバコはいくつも販売されています。
上記の欠点のどれか一つにでも不満がなければ、同じ価格帯で複数銘柄を既に各社展開していますのでこれを機にわかば以外の銘柄切り替えても良いかもしれません。
シガレット形状はいぜんのまま
今回のわかばシガーへの外観上の変更点は文字通り紙巻きからタバコ葉ペースト巻に変わっただけでしょう。
長さや太さ、フィルターについては以前とかわりありません。またタバコ葉の量についても詰まりが甘いなど減っているような印象はかんじませんでした。
いままでと同じ要領で扱えることは、他の安いシガー銘柄にはないメリットです。
わかばシガーの入手性、どこで売ってるか
わかばシガーは以前の「わかば」の販売ルートを踏襲してるとかんがえられるので、わかばが売っていたところでは大体置かれています。
コンビニやたばこ店、自販機にも既に販売されているので、販売店さがしにはほとんど苦労しません。大体の店でおいていることも大きなメリットです。
わかばシガーのパッケージデザインについて
シガー化に伴ってデザインも変更されました。
今回は4月からの警告表示のルール変更に先立って50%以上に拡大されています。
他社は同時期の発売でも30%規制のデザインで販売していたりします。
そもそも、シガーやその他のタバコは2021年の7月からの施行のようですが、JT的にはどうせ1年以内に変更するなら先に変更してしまえってことなんでしょうね。合理的っちゃ合理的です。
わかばシガーは茶色を基調に
一見、警告表示の拡大以外は基調カラーがわかば色からシガーペーストを連想するカラーに変わっただけのように感じますが、よくみると細部は結構変わっています。
なんとなく警告表示欄が50%より多くみえるんだけど、ソフトパックは封緘紙の部分も含めてデザイン扱いなんでしたっけ。ただ多めにデザインしただけかな。
変更告知付きのわかば買ったんですが、画像なくしちゃいましたので変更点だけ。
パッケージ変更点
- longsizeおよびFilterCigarettes表記の削除
- タール、ニコチン値の表記の削除
- 賞味期限の削除
上記の三点はすべてシガー化による表記の削除です。
葉巻はタール値等を計測する必要がないのでなくなりました。また賞味期限についてはなぜかJTが紙巻きには表記していたんですが、シガー化に伴いなくなりました。
あとついでに封緘紙のデザインも変わっています。
わかばと書かれただけのシンプルなデザインになりました。これはよりチープ感が印象強くなってしまったので旧デザインのほうが好みです。
わかばシガーの香り、喫味について
わかばは煙も草を燃やしたような匂いで、もともとあんまり臭くないイメージだったのですが、紙巻特有のキツイ感じがなくなって、前より臭さは軽減されたような気がします。
紙巻からタバコ葉を巻くのがタバコ葉ペーストに変わっただけでブレンド自体に変更はないと思いますが、個人的には案外というか予想以上に悪くない仕上がりです。
ヌルっとした強い酸味のなかにかくれた甘みが結構悪くないです。保存状態が良かったのかもしれませんが、以前より甘さが主張してきているような印象です。
燃焼速度にそれほど違いは感じないのですが、エグみや煙感も感じなく全体的に整然としたイメージに変わりました。まだ7,8本程度しか喫してませんが、クオリティも安定しているようなきがします。
ただ、チェーンすると以前よりキツイです。1本でも根本まで吸ってしまうとおなかいっぱいです。以前と同じように吸うとちょっとしんどいかもしれません。
わかばシガーのまとめ
軽めのレビュー程度にするつもりが、結構ボリュームある文量になってしまいましたね。
さて、パッケージから改悪臭が漂うマイナスイメージだったのですが、結構というか全然悪くないですコレ。
むしろぼくは以前よりすきです。
思えば、着香が控えめのリトルシガーはあんまり吸ったことがなかったなあ。
わかばシガー自体は特徴的なたばこってわけでもないですが、逆に言えばマイナスなイメージもないです。もう、旧3等品ってイメージは捨てたほうが良いかもしれません。紙巻きと比べるのはナンセンスかもしれませんが、最近流通してる「安キャメル」よりは全然好みです。
優遇税制撤廃でJTも他社と同じ土俵で戦うことになりましたね。
今後も既存銘柄の一部シガー化など、価格競争は続きそうです。
品名: わかば・シガー
価格帯:キャメルライトより安い最安ランク帯
入手性:★4 おすすめ度:★3